皆様は肩こり、腰痛をどのように捉えていますでしょうか?
他方、病気由来の場合は、その病気の程度により治療効果は違ってくると言えます。所謂、病気がピンからキリまでによって効果も同じく連動するのです。私たち治療家が対処可能なのはピンの方です。キリの方は外科的手術の領域と言えるでしょう。病気由来の症状を訴える患者様はほとんどがピンの部類に属しています。つまり、外科的手術は不要なのです。
疲労を除去することにより、痛みも消失する場合がほとんどです、肩こり、腰痛の解消は西洋医学的手法では困難な場合が多いものです。投薬と神経ブロック注射ではなかなか効果を得ることが困難なことは周知の通りです。病気由来であれ、そうでない場合であれ、東洋医学の手法は見事に解決可能な場合が多いのです。
注意しなければならないことは、鍼(ハリ)、マッサージの技術レベルであります。この技術レベルはすべての治療家に均一ではありません。当然技術レベルには差があります。鍼(ハリ)を例にとりますと、鍼(ハリ)の道具は均一ですが、やはり差が生じるのです。この差はどこから生じるのでしょうか?
痛みの場合は即、その場で改善されねばなりません。ただ一回の治療で完全に消失できる場合もありますし、2、3回の治療を要する場合もあります。大切なことはその場の苦痛が大幅に消失されることです。症状の程度によっては後で苦痛がすぐにぶり返す場合も当然ありますが経験から申しますと、病気由来ではない疲労による痛み、更には病気由来の「ピン」程度の痛みは2、3回位の治療で消失いたします。生活の過程において疲労はついて回るものです。一度疲労や痛みを除去したからといって永久にこれらが生じないということは有り得ません。生きるということは疲労と痛みを併せ持つ営みなのです。でもこれらを除去する方法が存在するということを知っているのとそうでないのとでは生活におきまして大きな差となって参ります。
もし皆様が、私が述べたことに該当されるのであれば、一度、ご相談なり、治療なりを受けていただければ幸いであります。